《Afterglow》
「《One for the Vine》と比べれば、これは簡単だった。この曲は数分でできたんだ」
「曲が完成した数日後、聞き直してみると『《Have Yourself A Merry Little Christmas》に似てるんじゃないか?』という気がしてきて。
改めて演奏してみて『いや、違う。大丈夫だ』と確認して安心したんだ」 (バンクス)
![afterglow](https://i0.wp.com/www.major-scale.com/wp-content/uploads/2019/08/10384220_10206626401965106_6482358084172871229_n.jpg?resize=849%2C574&ssl=1)
この曲を聴き続けてもう40年!
自分もイイ年になってきた今、やっとこの曲の意味がわかってきたような気が。
“Afterglow”とは「残照」。
人の命の夕暮れ、”終活”を歌っているのかな?と考えると・・
愛する妻を失って一人孤独に生きてきた男。今、天のお迎えが来た。これでいいんだ。君に会えるんだ・・と。
僕はこの曲は、”ジェネシスのLET IT BE”かなと考えています。
”生きること”を讃える讃歌。
塵の積もったこの家を離れ
新しい住処を探すときがきた
いろいろなところに身を隠してきたが
今はもうどこでもいい
君の声が聞けるなら
見知らぬ道を歩いてでも
君に会いたい
枕元に差し込む陽の光のように
命の暖かさを届けてくれる
私は すべてを失った
今こそ この魂を捧げよう
ずっと信じていたものの意味を知った今
この 何もない世界から 私は自由になる♫
こうしてジェネシスは、『静寂の嵐』でひとつの完成形に到達します。
残念ながらハケットが離脱してしまうが、残った3人は新たな表現を目指していくことになるのでしょう。
ご静聴ありがとうございました。
~おわり~
※次回は「月影の騎士」に挑戦しようと思います!