東日本大震災から5年


この写真は、震災のあった年の夏に仙台の津波被災地域を見学したときのものである。
テレビのニュースを見てると、5年前のこの状況と今の状況は、ほとんど全然変わってないようだ。
それも無理はない。ここで数千人の人が一瞬で死んでしまったわけで、残されて生きている人の想いは数万人ぶんあるわけで。

親しい友人が突然死んだとき、自分も気持ちの整理をするのに10年はかかった。 ましてや東北の数百万の人々の想いはいかばかりか。

この廃墟の情景は、あと数十年はこのままだろう。それは人々の心の様子をそのままに映し出している。


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