《いのちの歌》
今日鑑賞するのは、2009年作の《いのちの歌》です。
この曲は2009年のNHKの朝ドラ『だんだん』の中で、主人公の茉奈佳奈の二人が唄う歌として作られたものです。
《天使のため息》では、大切な人を失った悲しみを。
《人生の扉》では、人生の大きな節目に立った自分の生き方を歌ってきましたが。
この《いのちの歌》では、ついに普遍的なテーマを歌い上げる段階に到達しました。
そんな時 そばにいて 寄り添うあなたの影
この「あなたの影」は、私は”先に旅立っていった愛する人々”のことを歌っていると私は思います。
ふるさとの夕焼けの 優しいあのぬくもり
“ふるさとの夕焼け”は、日本人の私たちに共通の原風景ですね。
いつかは誰でも この星にさよならを
する時が来るけれど 命は継がれてゆく
生まれてきたこと 育ててもらえたこと
出会ったこと 笑ったこと
そのすべてに ありがとう
この命に ありがとう
ここがこの曲の最大のテーマです。
人は誰もいつかは死んでしまうけれど、授かった命に感謝して、日々を大切に生きていこう
生きてゆくことの意味 問いかけるそのたびに
胸をよぎる 愛しい人々のあたたかさ
この星の片隅で めぐり会えた奇跡は
どんな宝石よりも たいせつな宝物
泣きたい日もある 絶望に嘆く日も
そんな時 そばにいて 寄り添うあなたの影
二人で歌えば 懐かしくよみがえる
ふるさとの夕焼けの 優しいあのぬくもり
本当に大事なものは 隠れて見えない
ささやかすぎる 日々のなかに かけがえない喜びがある
いつかは誰でも この星にさよならを
する時が来るけれど 命は継がれてゆく
生まれてきたこと 育ててもらえたこと
出会ったこと 笑ったこと
そのすべてに ありがとう
この命に ありがとう