竹内まりや《ターンテーブル》
9月4日に竹内まりやさんの”モアベスト&レアリティーズ”なベストアルバム《ターンテーブル》が発売されますが、このベストアルバムでもっとも嬉しいのが、80年代に歌謡曲アイドルに提供した楽曲のセルフカバーの数々です。
そのなかでも素晴らしいのが、岡田有希子ちゃん(あえて”ちゃん”と呼ぶ)に提供した曲のカバーです。
岡田有希子さんのこの笑顔のジャケット写真・・・

これを眺めていて、ただならぬ感情をかき立てられる50代男性は、僕だけではないはず。
《ターンテーブル》に収録されているのは
- ファースト・デイト
- 恋、はじめまして
- 憧れ
だけですが、実は竹内まりやさんは岡田有希子ちゃんに、こんな楽曲も提供しています。
- リトルプリンセス
- Dreaming Girl~恋、はじめまして
- ロンサム・シーズン
- 気まぐれTeenage Love
- 哀しい予感
- 恋人たちのカレンダー
- 二人のブルー・トレイン
《ターンテーブル》発売に合わせて、岡田有希子ちゃんのシングルやベストアルバムを聴きなおしている私ですが、その楽曲の質の高さには本当に驚かされます。
また、まりやさんの”セルフカバー”と有希子ちゃんの”私の曲”を聴き比べてみると、 『寸分違わない』 完成度です。まるでまりやさんと有希子ちゃんが一緒に歌っているようですよ。
こう見るともう岡田有希子ちゃんは「竹内まりやの妹」みたいな存在だったと言えると思います。
そういうわけで今回の《ターンテーブル》は、「岡田有希子ちゃんを追憶するもの」と言えるかもしれない。
ひっくり返していえば、
『岡田有希子ちゃんを本当に追憶できるのは、竹内まりやしかいない』
といえると思う。
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さて、実は岡田有希子ちゃんに限らず、80年代のアイドル歌謡曲は、最大の大豊作時代・大黄金時代だったと思う。
もっというと、日本の歌謡曲って、本当にレベル高いと思う。日本国内でしか売れないものではあるけれど、楽曲のクオリティで競ったなら、アメリカのトップヒット曲とも全然負けてない、と確信しています。
そういうわけで、《ターンテーブル》は、 『日本の歌謡曲はこんなにすごいんだぞ!』 ということを再確認することができる、ものすごく貴重・重要なアルバムです。