竹内まりや《駅》
竹内まりやの『駅』を久しぶりに聴いているのですが、この歌詞の凄さに あらためて圧倒されてしまいます。

♪なつかしさの 一歩手前で
こみあげる 苦い思い出に
言葉がとても 見つからない・・♪
どうですかっ、この情景っ!!
昔愛した恋人を、街で偶然見かけたとき、胸の中にこみ上げる、あの気持ち。
30代40代の女性ならほぼ全員体験したことがある、あの気持ち。です。
「そう!そうなのよ!」と、全員が膝を打つことでしょう。
このときの、30代40代の女性が抱える独特な想いを この端的な歌詞でちゃんと表わすことができた曲って、「駅」以外にはないと思いますね。
(ちなみに、男はニブいので、こういったザワザワした心境にはならないんですよ。だからこの歌詞は、男性には描けないだろうな)
そして、
♪二年の時が変えたものは・・♪
というわけで、期間は「二年」なわけです。「五年」ではないんですよ。
この「あのときの燃えるような愛は、たった2年なんかでは、私はふっ切れない」と言っているのです。
「5年もひきずる」のではあまりに長すぎて、そうするとこちら(女性)のほうが弱くなってしまうのです。
「2年」がベスト。それ以外は当てはまらないのです。
いや〜すごいわ。。。